今日での、「三大バレエ」の全て作曲。
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」。チャイコフスキーは、バレエの底上げをしたコトが功績とされ讃えられています。今ままでバレエ音楽は、軽く作曲されるという意識のものでした。ただ、最初からこの「三大バレエ」が大成功したわけではなくて、むしろ亡くなってからのほうが公演回数は増えました。当時の現ロシアではイタリア音楽が賑わっており、オペラもイタリア中心でした。ヴェルディーやロッシーニ、プッチーニ。オペラでは、椿姫やアイーダ。とにかくイタリア音楽が流行していました。そんな中、予算のない劇場と舞台設備では盛況というわけもいかない日々。そして月日は流れ、新らしい振付師に変わり舞台も圧倒的に向上するとお客様の評判は急上昇。そして、現在にいたるわけです。今のバレエをチャイコフスキーが見たら感動して泣いちゃうんじゃないかぁな〜なんてコトを想いながらピアノ演奏と解説を交えて登壇させていただきます。(白川優希)